Weblog

トップ

[Webデザイン] カテゴリー

2007年06月05日

Movable Type4メジャーバージョンアップでWeb制作現場が変わる?

Movable Typeがいよいよ、バージョン4を発表しました。正式発売は2007年7月18日を予定していて、とりあえずベータ版が公開されるようです。

わたしも今まで制作させていただいたものに関しては、Movable Typeの導入をおすすめしてきました。
記事を書くだけなら、HTMLの知識も要らず、新着情報やキャンペーンなど、頻繁に更新する部分に対してMovable Typeを用いることで、更新費用の削減やWebサイトのコンテンツの充実など、しかもそれが簡単に行うことができたからです。

ただ、Movable Type3の場合、CMSといいながらも、いまひとつ物足りない部分や制限も多くありました。
海外ではMovable Type以上のシェアを誇るといわれるWordPressでは、インストール自体も簡単で、ブログだけではなく、ページを簡単に追加できる機能「ページ機能」やHTMLの知識がなくても簡単にリッチなコンテンツを作成することができる「WYSIWYGエディタ」が標準で付属していたりと、本当に多くの可能性を秘めているわけですが、MTにはそれがなく、本当の意味でのCMSとしては使いにくいものであったのも事実です。

CMSとして利用しがたいため、拡張機能であるプラグインを用いて、標準ではできない部分は補完して、それによりコストがかかる。また、カテゴリーの扱い等、色々と工夫を重ねてしまうと、サポートに膨大な時間がかかったりと、使用するリスクも大きかったのです。

そんな時にMT4の発表。
Defsystemでは、Six ApartとProNet契約を結んでいましたので、この時を今か今かと待ち望んでいたわけです。

公式サイト発表によるMovable Type4の新機能を見ると、

インターフェースの全面刷新

  • より使いやすくなったインストーラー
  • HTMLの知識がなくてもリッチな文章を作成できるWYSIWYGエディター
  • 画像などファイルのアップロードや管理が簡単に行えるファイルマネージャー
  • 入力中の記事の自動保存

CMSとして機能強化

  • ブログ記事以外のHTMLページの作成
  • 複数ブログをまとめたポータルページの構築
  • 画像やファイルを含む、完全バックアップ
  • ブログのクローン(コピー)機能

コミュニティ機能の搭載

  • ユーザー管理機能の強化
  • コメント投稿者へのアカウント発行も可能

インストールが簡単になり、WYSIWYGエディターも標準搭載。画像やファイルが簡単にアップロードでき、ファイルマネージャーまで!入力中の記事の自動保存も、はやく欲しかったというユーザーも多いのではないでしょうか。

そしてやはり、CMSとしての機能の強化があったようですね。制作側としてはここが一番待ち望んでいたことです。

今まではブログ記事以外のHTMLページを作成しようと考えると、「インデックステンプレート」で新しいページとして追加するか、ブログで書いたものを固定のリンクでつなげるか、方法はこの2つしかありませんでした。ということは結局MTで構築したとしても、固定のページに関しては制作側が作成しなければならず、クライアントが独自に固定ページを作成することは難しかったわけです。

そして今まではプラグインを用いなければ不可能だった複数のブログの統合も、よりスムーズなサイト構築を助ける機能となるはずです。バックアップも自動的にされるということなので、本当に高機能なCMSとして利用の幅が広がると考えています。まだベータ版さえ手をつけていませんが、これは期待大ですね。

ただし、ライセンス体系が大幅に変わってしまいました。ついに1ライセンスが52,500円に・・・。しかし、ここまでの機能があるのであれば、安いものかもしれませんね。

提供できる幅が広がる

このバージョンが安定すれば、わたしたちが提供するものが大きく変わるのではないかと想います。
ブログと固定のページを分割できるわけなので、基盤(テンプレート)さえできてしまえば、あとはクライアント側で自由自在にページを追加・変更ができるわけです。また、これからもこういった自由度は進化し続けるでしょう。

この方法を選択する方に対しては、わたしたちのしなければいけないことも大きく変わるのではないかと考えています。デザインされたテンプレートさえあれば、あとは知識がなくてもWebサイトを構築できる。
そんな状況で、本当にクライアントにとって何が必要でどういうことをしなければいけないのか、いよいよWebデザイナーにとっては視点を変えて考える必要が出てきたのではないかと想うわけです。

2007年01月27日

Webサイトはつくってからが始まりの矛盾

「Webサイトはつくって終わりじゃないんですよ~。これから始まるんです。」これはわたしが、クライアントに口を酸っぱくして言っていることですが、Webサイトを制作するという事は、基本的には作ることが出来ない方々へのサービスなわけです。サイトを「ハイ出来ましたー」って渡されてもどうすりゃいいのか何て分かるわけないんです。

作ってからが始まりです。なんて言いながら、何も出来ない。そんな所で悩まされているWebデザイナーの方って非常に多いのではないでしょうか。

個人のデザイナーは全てとは言いませんが、クライアントと直接出来る仕事が少ない。というのが理由のひとつになると思います。

また、納品後サポートするとなると、月間・年間契約という形で取り決めをして行うわけですが、そのコストを負担できるかどうかは、クライアントの経済状態、また、こちらの提案力・実行力が問われるわけです。なかなか契約締結とまではいかないのが現状でしょう。

わたしはそういう場合、サーバーとドメイン料、更新時の手数料のみしか頂いていませんでした。コストを出来る限り下げることがメリットになると考えていたのです。もちろん正味の料金のみですので、クライアントには喜ばれます。

ただ、これでは作って終わりになってしまう可能性が非常に高いわけです。それでは何も変わらないなと強く思うようになりました。

現在Web上では、ブログやSNS、広告などなど、色んなサービスやマーケティングがあるわけで、どれをどのように活用すればいいのか、どうすればよりビジネスに結びつけることが出来るのか。Webサイトを持つことが目的ではなくて、Webをどう活かしていくかというのが最大の関心事であるはずです。

Webサイトをつくれば、成功が保証されるわけではありません。サイトのオーナーも作り手も学びながら、分析・改善を繰り返し、内面的な部分も、外面的な部分も、サイトやビジネスに反映していかなければ意味がないと思うのです。これがWebの特性であり、メリットなんだと思います。

もう、デザインすればOKという考えは捨てましょう。これからはもっと、【内外ともにデザインし続ける】ことに注力していきたいと考えています。

それを実現するためには、サポートできる体制を整え、日々情報収集を行い、学ぶことが必要になります。もちろんクライアントと直接やり取りできる状況もです。

今年はそのための準備と実行の年です。個の力をもっとレベルアップして、次の段階へと進んでいきたいと考えています。

2006年07月24日

Webデザインは固有名詞ではない

と思っています。

企業に身を置く人も、個人で日々Webを制作している人も、何を思いながら仕事をしているんだろう。「デザイン」という言葉自体は世間一般で知られる、「デザイン」でしかないかもしれないが、もっとその奥深く、裏の裏には色んな意味を含んでいるはずだ。

「デザイン」という言葉は「インテリアデザイン」を指しているわけではない。「グラフィックデザイン」の事を言っているわけでもない。そろそろ、その思い込みから離れてみてもいい頃だと思う。

魅力ある花形か究極の3Kか? Webデザイナーの明日はどっち? という記事を読んで、大筋共感するけど腑に落ちないことがある。

求人側になって考えれば、「flash、javascriptも」「Webサーバ構築も」できるWebデザイナーがいれば、これほど戦力になる人材はいないだろう。もっとも、そのスタッフをWebデザイナーと呼ぶのか疑問は残る。

しかしWebデザイナーのスキルは、「flash、javascriptも」「Webサーバ構築も」なのだろうか。細かいようだが、デザイナーであるからには、画面構成力や色彩センスなどのデザインセンス(デザイン能力)が第一に必要なスキルだろう。

本当にそうだろうか?「画面構成力」「色彩センス」「デザインセンス」はWebをつくるというところの、ひとつの方法でしかないはず。コードを書くこともプログラムをつくる事も総じて「Webデザイン」では?いつ誰がそれを分けてしまったんでしょうか。それを言うなら「Webのグラフィックデザイン担当さん」であるはず。グラフィックもコーディングもプログラムも、Webをある方向にDesignしている事に変わりはない。

サイトづくりに対して色んな方法(技術)が増え、それを分業化しようとしているのは企業の効率化とクオリティアップのためである。それを否定するつもりもないですが。

わたしがWebサイトを制作し始めたきっかけは楽しめたから。自分でグラフィックをつくりHTMLを書いてサーバーにアップすると、それがインターネット上に公開される。単純にそれが楽しかったから。その時は、方法や目的なんかはどうでもよくて、ただただつくり続けるだけ。それが、今では目的を達成するためのひとつの方法として制作する立場になっただけ。

以前ぼくの記事でも書きましたが、それぞれのプロを集めて何かを成し遂げるというのは、何やら素晴らしいことのように感じる。個人では無理かもしれませんが、それが企業の理想の形なのかもしれない。

でもぼく個人的には、すごいFlash使いでもないし、プログラムを書けるわけでもない。今できることしかできない。「これからプログラムできるようになります」とも断言できない。その技術を使えるようになりたいと思えば努力するしかない。そもそも「Webデザイナーはこうでなければいけない」なんてことはないはず。

何が完璧なのかも人の価値観で左右されるなら、答えもない。できることしかできない。

みんな何を思ってWebの制作に関わろうと決意したのだろう?これはトップや偉い人が指し示すものではなくて、個人であれ企業であれ、それぞれが考えなければ決意したその思いは薄れてしまうような気がする。

2006年07月22日

Webデザイン

そう。そうなんです。Daisy-webさんの
Daisy-weblog: エンジニアリングとしてのWebデザイン

誤解されやすいのだけれど、Webデザイナーの仕事というのは、美しいビジュアルを作ることだけではない。 ましてやHTMLを書くだけの仕事でもない。

例えば、Webサイト上にあるリンクはクリックしてもらうためのものであるし、 クリックできるかすら分からなければWebサイトとしては機能しなくなる。わざと分かりにくいリンクにして、 宝探し的に構成しているサイトもありますが、Webの操作方法を熟知しているものにとって楽しいものでも、直感で理解できなければ、 ストレス以外の何ものでもない。

リンクボタンを押させる工夫。その先の機能。それを考えるのもWebデザイナーの重要な仕事なのですね。

「ホームページなんて簡単に作れるんでしょ?」というのは、ある程度は事実。でも、プロはやっぱり違うのです。(と、 断言できるだけの技術を常にキープしていたい)

おっしゃる通りで。日々考え、日々勉強。

このブログは
Movable Typeで構築しています

Profile

Six Apart ProNet

Six Apart プロフェッショナルネットワーク

DefsystemはMovable Typeのメーカーである、シックス・アパート株式会社のProNet事業者として認定を受けています。